あらい劇団×劇団ざくろう公演『時をこえたおくりもの』

あらい劇団×劇団ざくろう公演
『時をこえたおくりもの』

本日は、あらい劇団×劇団ざくろう公演『時をこえたおくりもの』へご来場いただき誠にありがとうございます。
2022年の夏くらいの時期に、先代の荒井児童館館長である岡崎さんからのお声がけで始まったのがこの「あらい劇団」でした。
直感的な楽しさは大前提としつつ、更にもう一歩踏み込んだ「本気で集団創作を行う中で発生する困難さ」を皆の力で乗り越え得られる喜びや達成感を味わってもらうことを目的としております。
昨年度は一ヶ月で15分程度の作品を創作・発表したのですが、二年目ということで大きくスケールアップし、夏に「荒井の歴史」をテーマに調べ物を行い、そして舞台装置や衣装も自分たちで作成し、更に子どもにとって決して少なくはないであろう量の台詞を覚え、自分の役のことや演技を考え作品を創り上げてきました。

ここにくるまでに多くの方々の尽力がありました。
荒井の歴史をその膨大な知識を以て丁寧に、優しく教えてくださった松木さん、児童館発表の際にいつもの場所を別世界に仕立て上げてくださった亜希さん、和装のことで相談に乗ってくださった白川櫻乃さん、そして様々な面でサポートしてくださった荒井児童館職員の皆さん、子どものため影に日向にご協力くださった保護者の皆さま方、共演者として引っ張ってくれていた劇団ざくろうメンバー、いずれ一人でも欠けてしまったらここまでこられませんでした。
心からの感謝を申し上げると共に、創り上げた作品でもって御礼としたく思います。どうか最後までごゆっくりお楽しみください。

あらい劇団、劇団ざくろう代表:横山真

本日はご来場いただき、誠にありがとうございます。
また、荒井児童館の子どもたちに素晴らしい機会とあたたかく粘り強いご指導を賜った横山真様、劇団ざくろうの皆様、多大なご協力をいただいた保護者の皆様、そして鈴木綾乃はじめ児童館職員に心より感謝申し上げます。
何より、本日参加する子どもたち、本当によくがんばりました。
照らされる舞台上から見た景色、湧き上がる感情は、将来にわたって子どもたちの胸に残り、輝き続けることでしょう。
稽古の日々を超えて迎えた本日の舞台どうぞお楽しみください!

仙台市荒井児童館館長:稲村友紀

【脚本・演出】横山真(丸福ボンバーズ)

【出演】
ななせ
りっか
こう
なみ
さと
いちか ※児童館発表会のみ
やえ  ※児童館発表会のみ
あたる ※児童館発表会のみ
(以上、あらい劇団メンバーの役)

ながよし ・・・ 田川遥
かすみ  ・・・ 荒川瑞希
こいずみ ・・・ 横田結大
ふるや  ・・・ 三浦陽菜
はつえ  ・・・ 伊瀬中レモン(三桜OG劇団ブルーマー)
まさる  ・・・ 米山陸
えんどう ・・・ 小澤皐
はたなか ・・・ 兎澤海
よつや  ・・・ 三品彩乃(Team HacClose)※児童館発表会のみ

【スタッフ】
メモリアル交流館ver.音響オペレーター:あらい劇団メンバー/横山真(丸福ボンバーズ)
児童館ver.照明:高橋亜希
メモリアル交流館ver.照明プラン:米山陸
メモリアル交流館ver.照明オペレーター:菅野未帆(演劇ユニットせのび)
衣装・小道具:あらい劇団メンバー
衣装アドバイザー:白川櫻乃
宣伝美術:天江結衣
制作:横山真(丸福ボンバーズ)
荒井の歴史を教えてくれた方:松木達雄

【荒井児童館 発表会】
《日程》2024年2月3日(土)
《会場》荒井児童館 遊戯室

【せんだい3.11メモリアル交流館 公演】
《日程》2024年2月17日(土)~18日(日)
《会場》せんだい3.11メモリアル交流館 1階交流スペース

主催:劇団ざくろう
協力:東北芸術高等専修学校
仙台市荒井児童館(運営:NPO法人アスイク)
せんだい3.11メモリアル交流館
助成:(公財)仙台市市民文化事業団

とうほく学生演劇祭2022参加作品『永いハル』

とうほく学生演劇祭2022参加作品
『永いハル』

劇団ざくろうは北海道芸術高校及び東北芸術高等専修学校の卒業生と在校生で構成している劇団です。
ここ数年はコロナ禍で、劇団員同士が対面でがっつり関わる、といった時間は減っていました。ですがこの演劇祭に参加するにあたって、稽古はもちろん世間話から深い話、はたまた恋バナまで、”集まって会話する”という時間を多く持つことが出来たと思います。
お互いが本気で取り組みながらも、高校生に戻ったかのような、不思議で掛けがえのない時間を過ごしました。
今回の劇は、「掛けがえのない」人物・思い出が鍵となるお話です。
皆さんと掛けがえのない時間を共有出来るよう頑張ります!

2022年11月21日(日) 小澤皐

【脚本】佐々木瑛香
【演出】小澤皐

【出演】荒川瑞希/田川遥/米山陸

【制作】横山真(丸福ボンバーズ)

【日時】2022年12月3日(土)~12月4日(日)
【会場】宮城野区文化センター パトナシアター

≪参加団体≫
Aブロック:東北大学学友会演劇部『君は妖怪に為ってしまった』
劇団ざくろう『永いハル』
Bブロック:尚絅学院大学演劇サークル「尚劇団」『エトワール ~輝くわけとは~』
東北学院大学演劇部『Mr.my friend No.nine』
Cブロック:劇団ダダ『悦に浸れないなら死ね』
宮城学院女子大学演劇部『ひだまり』

主催:とうほく学生演劇祭2022実行員会
助成:(公財)仙台市市民文化事業団/東北大学基金「ともに・プログラム」

劇団ざくろう×在仙演劇人 コラボ公演vol.1『彼岸の彼方から』

劇団ざくろう×在仙演劇人 コラボ公演vol.1『彼岸の彼方から』

【代表から】
今から15年以上前の話なのですが、まだ自分が東京で活動をしていた頃にマームとジプシーという劇団の演劇作家である藤田貴大くんと「生者から見た死者についての言葉はよく聞くけど、その逆ってあんまり聞かない。まあそれは生きているんだから当たり前のことなんだけど、でもそれでも、それって随分と勝手な行為なんじゃないか」という話をよくしており、また、そういった考えを起点にした作品をよく創っておりました。
そのこともあってか、気付いたら「死者の側から見た生者たち」というものへ執着に近いぐらいの興味を持つようになっていたようで、そこから父の死を経てその想いは更に強くなっていったのでした。

今回の公演は、そんな「死者の側からの言葉」を描いた作品たちを選んでおります。
また、そんな作品を上演するに当たって「生と死が交錯する世界を能舞台に乗せてみたらどうだろうか」という興味も生まれてきて、この能-BOXでの上演を決めました。

そんな公演を、お盆というこの時期に行うことになるという偶然(元々は2022年3月上演予定の公演だったものが延期を経てこの時期となりました)も重なり、益々「彼岸」というものを意識するような公演となったのだなぁと不思議な因縁を感じております。

今回の作品をご覧になっていただき、「向こう側の人々」へと想いを馳せるきっかけとなれたならば幸いです。

この度は、お盆という時期にお越しくださりまして本当にありがとうございます。
どうか最後までお楽しみください。

2022年8月16日(火) 横山真

Ⓐ劇団ざくろう『演劇に愛をこめて ~あの書割りの町~』ドラマリーディング(約70分)
【作】石川裕人
【演出】横山真(丸福ボンバーズ)

《出演》
座長   ・・・ 横田結大
劇作家  ・・・ 米山陸
制作   ・・・ 山田優輝(丸福ボンバーズ)
舞台監督 ・・・ 上村希
照明家  ・・・ 兎澤海
音響家  ・・・ 久保大地
女優   ・・・ 荒川瑞希
付人   ・・・ 《日替わりゲスト》16日(火)永澤真美/17日(水)上島奈津子
良ちゃん ・・・ 横山真(丸福ボンバーズ)
裏方一  ・・・ 田川遥
裏方二  ・・・ 久保大地
劇団員  ・・・ 小澤皐

ト書き  ・・・ 佐々木瑛香

Ⓐキサラカツユキ一人芝居『サムライキサラ』(約30分)
【作・演出】横山真(丸福ボンバーズ)

《出演》
キサラ      ・・・ キサラカツユキ
YouTuber(声のみ) ・・・ 横山真(丸福ボンバーズ)

Ⓑ三人の会『父と暮らせば』ドラマリーディング(約80分)
【作】井上ひさし
【演出】横山真(丸福ボンバーズ)

《出演》
美津江  ・・・ 千石すみれ(三桜OG劇団ブルーマー/cocoro-mille)
竹造   ・・・ 佐藤興治(三人の会)

ト書き  ・・・ 小澤皐(劇団ざくろう)

【スタッフ】
舞台監督:山澤和幸
照明:松崎太郎(アトリエミセイ)
折り紙照明提供:五十嵐聖人
音響:櫻井楓((有)舞台監督工房)
宣伝美術:天江結衣
制作:横山真(丸福ボンバーズ)/日下美緒
制作補助:渡辺千賀子(三角フラスコ)

【スペシャルサンクス】
三浦琴佳/柴成美/阿部真由子

《日時》2022年8月16日(火)~17日(水)
《会場》せんだい演劇工房10-BOX別館 能-BOX

主催:劇団ざくろう
協力:東北芸術高等専修学校・北海道芸術高等学校 仙台サテライトキャンパス/
丸福ボンバーズ/三人の会/三桜OG劇団ブルーマー/cocoro-mille
助成:(公財)仙台市市民文化事業団

劇団ざくろう2019年度本公演『ゼンダ城の虜 ~苔むす僕らが嬰児の夜~』

劇団ざくろう2019年度本公演『ゼンダ城の虜 ~苔むす僕らが嬰児の夜~』

≪演出から≫
初めて野田秀樹さんの作品に触れたのは大学に入学したばかりの頃。
友人が録画していた『赤鬼』をVHSで観ていたのですが、それはもう衝撃でした。

未経験で予備知識もないままに大学の演劇科に入った僕にとってエンゲキとは、
役があって、ストーリーがあって、小道具やら衣装やら装飾物があって、
良い声で、滑舌良く、正面向いてセリフを喋る古典的な新劇のイメージしかありませんでした。

そのレッテルのほとんどを『赤鬼』に剥がされました。
メイン3人がクルクルと鮮やかに立ち回り、さまざまな役になり、シーンをつくり、
ストーリーも台詞遊びの中から浮かび上がってくる。こちらの想像力は常にかき立てられて
ブラウン管のこちら側でも作品の一部になる。そんな体験でした。
僕たちの世代(80年代生まれ)にとってリアルタイムではない夢の遊民社は伝説で、
野田さんが現人神のような存在でした。

それからしばらくして、とある現場の打ち上げで、神に会いました。
23ぐらいの僕は、対面に座る歌舞伎役者を押しのけて、
「あの!野田さんにとって!演劇って何ですか!」と青さ爆発しながら聞きました。
それに対して、高めのトーンで、ニッコリ笑って、ゆっくりと、
「んー、演劇がなんであるか、考えたことがないな」と一言。

その時、その一言で、全てに合点がいきました。
理解できた、というよりも納得した。という意味での合点ですが、
「演劇との付き合い方」を教えてもらいました。

本日はご来場いただき、ありがとうございます。
みなさんにとって、演劇は何ですか。
この作品に、僕にとっての演劇を詰め込みました。
リラックスして、気軽に楽しんでいただけたら、何よりです

演出・大河原準介

≪代表から≫
自分が今回、第2回目を迎える劇団ざくろうの本公演で考えたのは、「自分のちっぽけさを知ること」と「だから人とものを創ることに価値がある」ということを身を以て体感して欲しい、ということでした。

そして野田さんの台本ほど自らのちっぽけさを痛感させられる作品はなかなかないと思ってもいて、この『ゼンダ城の虜』は自分にとって大好きな作品で20代前半の頃には持っていたVHSが擦り切れるくらい観たけれども、観る度に「これをもし自分がやったらこんなに面白くできるのだろうか・・・」と我が身の未熟さを思い知らされておりました。

そんな本作を、彼ならばきっと妥協なく真っ向から挑んでくれるであろう人である演劇企画集団LondonPANDAの大河原準介さんの力をお借りして本公演の上演台本として選んだ訳です。

プロでも挑むのは困難だと言われている野田さんの台本へ挑むのだから、高校生が中心であるメンバーにとって決して楽ではない挑戦ではあるし、実際苦しかった時間の方が長かったかもしれません。
しかし、その苦しさを乗り越えた先にある世界を一瞬でも体験できたならば、後の表現者としての人生は一変するはずですし、きっとそれができるメンバーだと自分は信じております。
是非、彼ら彼女らがその未知の世界と出会う瞬間を目撃していただきたく思っております。

代表・横山真

【作】野田秀樹
【演出】大河原準介(演劇企画集団LondonPANDA)

≪出演≫
赤頭巾少年   ・・・ 三浦琴佳
万年青     ・・・ 山田優輝
無法松     ・・・ 上村希
ぼんぼん    ・・・ 三浦琴佳
自来也     ・・・ 坂本翔瑠
-少年十字軍-
トーマ     ・・・ 小出侑佳
ユリスモール  ・・・ 小澤皐
マリエンバード ・・・ 笠井香里
-人工呼吸の森-
吉野杉     ・・・ 田川遥
君尾松     ・・・ 佐々木瑛香
肩尾樅     ・・・ 天江結衣

≪スタッフ≫
舞台監督:わたなべひでお
照明プランナー:神﨑祐輝(劇団短距離男道ミサイル)
照明オペレーター:早川慎一
音響:櫻井楓(㈲舞台監督工房)
衣装・メイク:小出侑佳
制作:横山真(劇団丸福ボンバーズ)/日下美緒
制作助手:渡辺千賀子(三角フラスコ)
宣伝美術:天江結衣/笠井香里
映像:大河原準介(演劇企画集団LondonPANDA)
当日パンフレット作成:三浦礼

【公演日程】2019年12月14日(土)、15日(日)※全4ステージ
※上演時間120分

【会場】せんだい演劇工房10-BOX box-1(仙台市若林区卸町2丁目12-9)

【主催】劇団ざくろう
【協力】北海道芸術高等学校 仙台サテライトキャンパス

劇団ざくろう2018年度本公演『みちのりのまじわり』

劇団ざくろう2018年度本公演
『みちのりのまじわり』

本日は、劇団ざくろう2018年度本公演『みちのりのまじわり』へご来場いただきまして誠にありがとうございます。

この作品は、2017年2月に宮城野区文化センターにて上演された作品で、その時には「みやぶん演劇学校」というWS参加メンバーのエピソードを元に構成し創作しました。
そこに集まった18歳から73歳までの幅広い年齢層の人々の、これまでの人生の「みちのり」が創作現場にて「まじわり」、それによって生まれてきたものを交差点の形に設えた舞台上に乗せることで、出演者一人ひとりの「これまで」と「これから」に思いを馳せてもらう…そんな作品でした。

今回は、その作品の北海道芸術高校版ということで、かなり雰囲気は変わってくるかと思います。前回と違って出演者同士の年齢の幅も近いですし、日頃からよく顔を合わせている同士での創作になる訳ですから。
しかし、長い人生の中で見てみれば彼らのこの高校生活も交差点ですれ違うような僅かな時間であり、だからこそ、今まさにそのすれ違っている瞬間を描くことでまた違った「これまで」と「これから」を描くことができるのではないかと思います。
そして今回はそこへ日替わりでゲストが加わります。この人々が、今回出演の6名とどのような関わり方をしてどのような影響を与えるのかもご注目いただけたらと思います。

そして、この作品をご覧になった皆さまの帰り道の見え方が、少しだけ違って見えたならば、創り手としてこの上なく嬉しく思います。

どうぞ最後までごゆっくりお楽しみください。

代表・作・演出:横山真

【作・演出】横山真(劇団丸福ボンバーズ)

【出演】
上村希/坂本翔瑠/米山陸/山田優輝/佐々木瑛香/田川遥

≪日替わりゲスト≫
18日(金)18:00 郷内宣子
19日(土)11:00 渡辺千賀子(三角フラスコ)&横山真(劇団丸福ボンバーズ)&横山千真
19日(土)16:00 キサラカツユキ(演劇企画集団LondonPANDA)
20日(日)11:00 赤間大樹(中学生WS参加メンバー)&三浦卯乃(中学生WS参加メンバー)
20日(日)16:00 大河原準介(演劇企画集団LondonPANDA)

【スタッフ】
舞台監督:佐伯元((有)舞台監督工房)
演出部:渡邉悠生(仙台シアターラボ)
照明:松崎太郎(アトリエ ミセイ)
音響:櫻井楓
制作:横山真(劇団丸福ボンバーズ)/日下美緒
宣伝美術:三浦礼

【公演日程】2019年1月18日(金)~20日(日)全5ステージ
※上演時間70分

【会場】せんだい演劇工房10-BOX box-1

【主催】劇団ざくろう
【協力】北海道芸術高等学校 仙台サテライトキャンパス