「劇団ざくろう×在仙演劇人コラボ公演」延期のお知らせ

今回「劇団ざくろう×在仙演劇人コラボ公演」の現場では、このコロナ禍での上演へ向かうにあたり稽古初日にガイドラインを皆で読み合わせたり、メンバーが感染症対策の講座を受講しそこで学んできたことを皆にシェアしたりしながら、劇団員一人ひとりの感染対策への意識付けと、作品のことだけでなく公演を無事実現させるためにどうすべきかについて各人が当事者意識を持って考えることを重視してここまで創作を進めてまいりました。
また、毎回台本稽古に入る前には日々変わり続ける状況に対し今感じていることなどを話す時間を必ず設けてもおりました。

そんな中で、収まるどころか日々拡大し続ける感染状況に対し、この公演をどうすべきかについて2月に入ってからは度々話し合ってきました。その結果、今回の公演の上演時期を延期する、という結論に至りました。

この決断は、メンバーにとって決してネガティブな決断ではありません。もちろん行政や学校からの要請などによるものでも一切ありません。
自分達で考え、設けた公演関係者及びご来場くださるお客様方の安全を確保できるであろう基準を超えてしまったからこその決断です。

延期そのものは残念なことではありますが、しかしこの状況下にあって劇団員一人ひとりが作品の創作のみならず公演での安全な運営についてやお客様の安全について真摯に向き合うことによって劇団としてのレベルアップに繋がっている実感を持てており、延期後の上演ではそんな成長した劇団員の作品をお見せできるのではないかと思います。
また、今公演にてコラボを予定しているキサラカツユキさん、そして三人の会の佐藤興治さん、客演予定の千石すみれさんにも延期に対し十分なご理解をいただいており、むしろ延びた分だけ更に面白いものを提供してやるとばかりの気合いを示していただいております。

なお、延期後の上演日程は2022年8月16日(火)~17日(水)を予定しております。
会場は変わらずせんだい演劇工房10-BOX別館 能-BOXとなります。

延期といってもただ時期が後ろにずれるのではなく、時期が変わってよかった!と思える公演にしていく心積もりです。どうか引き続きよろしくお願いいたします。

2022年2月16日(水) 劇団ざくろう代表 横山真